第2作「続・男はつらいよ」のロケ地を訪ねて|NIPPON NOWコラム日本の伝統行事。季節の風物詩、旬のものや地域を伝える。NIPPON NOW

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マニアな旅・散策

2017.12.28 update

第2作「続・男はつらいよ」のロケ地を訪ねて

第1作から僅か3カ月で続編が公開

1969年に産声をあげた「男はつらいよ」第1作は、山田洋次監督が松竹にご自身の進退をかける発言までしてクランクインしたというエピソードがあります。監督ご自身もその時の様子を本などに書かれています。この後、48作ものシリーズ化するとは考えられない形でスタートしていたのです。
第1作が公開されたのが1969年の8月。しかし、第1作の成功によって、それから僅か3か月後には第2作「続・男はつらいよ」が完成しました。

鉄道・駅を映像で保存したという一面

この第2作は、寅さんが夢から覚めるシーンから始まります。今後シリーズ中の多くで寅さんが旅先の駅で目覚める、今は廃線となったローカル線が登場する、というパターンが出てきます。
第2作で寅さんが夢から覚めたのは、三重県のJR関西本線と草津線が通る柘植駅前の旅館です。

柘植駅

作品中、駅の看板などは映らず、どこの駅か分からないようになっています。そのような描き方をしたこの柘植駅ですが、三重県で最初に開業した駅という歴史をもっています。
しかし、そのような意味のある駅が登場したこの第2作をきっかけに、「男はつらいよ」シリーズは、今はこの作品でしか見ることができないような貴重な鉄道や駅を映像で保存していきます。

物語の舞台は日本の古都・京都

柴又に一年ぶりに帰ってきた寅さんですが、そのまま旅に出ると言い張ります。ですが、柴又界隈をぶらぶら歩き、東金町にある葛西神社の前で恩師の散歩先生と娘の夏子と再会します。
ですが、気分良く散歩先生と酒を飲み交わしているうちに胃痙攣を起こして緊急入院する羽目に。結局、病院を抜け出して弟分の登と焼き肉屋で無銭飲食、さらに暴れ出してしまい警察の御厄介になった寅さん。柴又に居づらくなり、今度は本当に旅に出ます。

寅さんが旅先でバイをしていたのが、京都・嵐山にある渡月橋。桂川に架かる全長155メートルの渡月橋は京都でも有数の観光地となっています。訪れたのはゴールデンウィーク中ということもあり写真を撮影するのが大変なほどでした。

渡月橋

寅さんは、この渡月橋のたもとでバイをしていたところ、旅行中の夏子、散歩先生と偶然、再会します。
寅さんが立っていたのはこのあたりでしょう。寅さんの左側に渡月橋交差点にある本家桜餅琴きき茶屋が映っています。現在も変わらぬ建物でこのあたり一帯はお土産屋さんが立ち並び、多くの観光客で賑わっています。

寅さんが立っていたあたりと琴きき茶屋

第1作のラストシーンの天橋立に続いて京都を訪れた寅さんですが、この地を訪れたのには訳がありました。瞼の母が京都にいると知り会いに来ていたのです。
夏子といっしょに毘沙門町にあるグランドホテル(現在はなくなっている)を訪れた寅さんですが、母・お菊と喧嘩別れしてしまいます。

柴又に戻りますが、散歩先生が亡くなり、夏子への思いも破れ…。
また一人、旅に出た寅さんでした。

寅さんが入院していた時の主治医と結ばれた夏子は、新婚旅行で訪れていた京都で偶然にも寅さんを見かけます。
その寅さんの脇には大喧嘩をした母親がいたのです。

寅さん親子が渡ったのは、1590年に豊臣秀吉が大改修を行って以来の歴史をもつ鴨川にかかる三条大橋。木製欄干などが訪れる多くの観光客を楽しませています。

寅さんが訪れた古都京都はシリーズが終わろうとしていた前年の1994年に世界遺産に登録されました。

多くの寅さんファンが続編を期待する中で生まれた第2作。
さらに寅さんは日本中で親しまれ、この後も全国を旅していきます。

掲載情報は2017年12月28日の更新時の情報となります。
公開時と掲載内容が異なる場合がありますので、詳細につきましては直接お問い合わせください。

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