春の氣立つを以て也
降りそそぐ太陽の光やあたりにただよう空氣の中に春の氣配も感じられるようになってきます。 この日から立夏の前日までが暦の上での春ですが、実際の氣候ではこの頃はまだ寒さは最も厳しい頃です。
旬の和菓子
通常、春のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」で、秋のお彼岸に食べるのが「おはぎ」と言われていますが、それは季節に咲く花から名前がつけられたようです。
牡丹の花が咲く春に作ると「牡丹餅」、萩の花が咲く秋に作ると「おはぎ」と呼ぶわけです。
ところが、ぼたもちはサンスクリットから来たという説があります。
ブッダとは、飯という意味もあり、ムチ(モチ)は柔らかいという意味があるそうです。
「ブッダムチ」が「ボタモチ」になったというのは、彼岸に食べることからもかなり信ぴょう性があるようです。