春の氣立つを以て也
降りそそぐ太陽の光やあたりにただよう空氣の中に春の氣配も感じられるようになってきます。 この日から立夏の前日までが暦の上での春ですが、実際の氣候ではこの頃はまだ寒さは最も厳しい頃です。
旬の魚介
8月から12月が旬のさんまは栄養価が高く、昔から「サンマがでるとアンマが引っ込む」と言われたそうです。
さんまは胃腸の働きを高めて食欲不振を改善して、ストレスや疲労によるダメージを回復します。
血液の循環を高める作用もあり、肩こりの解消にも効果があります。
さんまは刺身や塩焼き、煮つけなどのほか、さまざまな加工品として市場で人気です。
さんまのみりん干しや丸干し、開き干し、ぬか漬け、酢じめなどがよく知られています。
詩人、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」にある一節の「さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか」が有名です。