陽氣地上に発し、雪氷解けて雨水となれば也り
雨水とは、暖かさに雪や氷が解け出し、蒸発し雨水となって降り出す頃の意味です。雨水がぬるんで草木も芽を出し始め、農耕の準備が始める時期となります。
旬の草花
トゲのある野茨(ノイバラ)は、春には白い5弁の清楚な花をつけ、沖縄以外の日本各地に自生しています。
秋にハイキングなどをしていて、赤い実をつけた野茨を見かけることがありますが、この赤い実は秋のお花のアレンジメントや、ハロウィンやクリスマスのリースなどにも使います。
生け花の花材として出荷されている産地では、茨木県の笠間市が知られています。
また、この赤い実は漢方では栄実(エイジツ)といい利尿作用や便秘解消に用いられています。