陽氣地中に動き、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也
啓蟄とは、冬眠していた蛇や蛙などが暖かさに誘われて冬眠から覚めて初めて姿を見せるころの意味です。 実際に虫が活動を始めるのは一日の平均氣温が10℃以上になってからと言われています。
旬の草花
わらびは、南の地方は3月頃から北の地方では5月頃まで全国各地で収穫できる山菜です。
シダの仲間で、根から採れるデンプンは、わらび餅の原料になります。
わらびは身近な山菜として、それほど山の中に入らなくても里山などで採集できます。
秋田、新潟などが出荷量が多いようです。
奈良の若草山は毎年山焼きをするため、わらびの群落ができます。
わらびはアク抜きをしないと毒性成分や、発がん性のある成分が含まれています。そのため、重曹などをふりかけて熱湯などに漬けて、落し蓋をして一晩おいてから煮物やあえ物などにしましょう。