陽氣地中に動き、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也
啓蟄とは、冬眠していた蛇や蛙などが暖かさに誘われて冬眠から覚めて初めて姿を見せるころの意味です。 実際に虫が活動を始めるのは一日の平均氣温が10℃以上になってからと言われています。
旬の魚介
サワラはサバ科の出世魚で、サゴシ、ナギ、サワラと成長するにつれて名前が変わります。
肉食性のサワラはカタクチイワシやイカナゴなどの小魚を食べ、暖かい時期には群れを作り遊泳し、冬場は海の深いところに移ります。
サワラは魚編に春と書く様に、春になると産卵のため沿岸に集まってきますが、サワラの水揚げは、博多、長崎、浜田漁港などが多いようです。
珍味のカラスミは、サワラの卵巣で香川県が産地として知られています。
鰆には血液をサラサラにするといわれるEPOが多く含まれ、高血圧や動脈硬化の予防にも効果的です。