陽氣地中に動き、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也
啓蟄とは、冬眠していた蛇や蛙などが暖かさに誘われて冬眠から覚めて初めて姿を見せるころの意味です。 実際に虫が活動を始めるのは一日の平均氣温が10℃以上になってからと言われています。
旬の草花
葉わさびのことを葉が葵の紋に似ていることから、葉山葵と呼びます。
つぼみのついた花わさびと区別して、葉と茎を食べるので葉わさびともいいます。
いずれもアブラナ科のワサビ属で、わさびは根もつぼみも葉も茎も食べることができます。根茎はすりおろして薬味に用います。
岩手県や静岡県などで栽培されており、花わさびの旬は2~3月で、葉わさびは3~5月が旬です。
どちらも塩で軽くもんでから熱湯にくぐらせ冷水にとり、すぐに水気を取って、和え物やパスタなどにします。
ツンとする味と香りが春を代表する野菜の一つです。