陽氣地上に発し、雪氷解けて雨水となれば也り
雨水とは、暖かさに雪や氷が解け出し、蒸発し雨水となって降り出す頃の意味です。雨水がぬるんで草木も芽を出し始め、農耕の準備が始める時期となります。
旬の野菜
蕪(カブ)の種類は多く、小かぶは10月頃~3月頃まで、聖護院かぶは11月頃~1月頃まで、赤かぶは11月~2月頃までが旬です。
北海道から九州まで収穫できるので、日本各地にほぼ通年出荷されています。
一般的には小かぶが多く消費されていますが、大根よりも軟らかく喉越しがよいので、ポタージュやかぶら蒸しなどの料理にも用いられているようです。
また、漬け物にも用いられることが多く、京都の聖護院蕪の千枚漬けはよく知られています。
蕪はカリウムやジャスターゼ、ビタミンCを多く含み、お腹を温めて消化不良や便秘を解消する働きがあります。