蚕起食桑|小満|二十四の節気と七十二もの候という季節日本の伝統行事。季節の風物詩、旬のものや地域を伝える。NIPPON NOW

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二十四の節気と七十二もの候という季節

小満

春雨降りて、百穀を生化すれば也

穀雨とは『五穀を潤す雨が降る』と言う意味です。春の暖かい雨が降って穀物の芽が伸びてくる頃、たんぼや畑の土は雨を吸って黒々とした肌に変わってきます。どことなく生き生きした情景です。農家にとっては、種蒔きの適期です。

初候

蚕起食桑かいこおきてくわをはむ

蚕(かいこ)が桑の葉を盛んに食べて、成長する時候です。
昔から身近な存在の蚕ですが、古くは『日本書紀』にもその名前がみられ、戦前までは農家の約4割が養蚕に携わっていたようです。

皇居の敷地内には養蚕場があり、毎年春になると皇后陛下が蚕の世話を始められるそうです。
天皇陛下は稲を育て、皇后陛下は蚕を育てられる。昔から変わらず続けられてきたことなのだと思います。

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